ヴィニールレコードにハマる

村上さんへ質問です。
ヴィニールジャンキー菌に感染してしまいました。と言うのも、永年オモチャの様なレコードプレーヤーを使ってましたが、最近トーレンスの入門機を買ったところゼルキン(父)のベートーヴェン31番のピアノの音色のなんて素敵なこと! ジャズレコードは底なし沼だと判っているので、クラシックのピアノだけに絞ってレコードを買うと掟を定めてました。しかし、ある日曜の気持ちの良い午前中に少ないジャズレコードからマイルス・アンド・モンク・アット・ニューポートのA面のマイルスを掛けたところ、間違ってB面のモンクが掛かりました。モンクはCDを何枚か持っているけど、正直なところナンジャラホイと言う感じで余り好きでは無いのでB面は聞かなかったのです。ところが、あに図らんやピー・ウィー・ラッセルのクラリネットとモンクのピアノが日曜の朝にピッタリではありませんか! モンク良い~! 
以来、掟は破られレコードは増殖中です。村上さん、ヴィニールジャンキー菌に効くワクチンを教えて下さい。世の中にはカビたヴィニールレコードより楽しい物が沢山あるよと教えてあげて下さい。因みに、最近のお気に入りは、ゲッツのルーストVol.2とソロ・モンクとフランソワのドビュッシーです。
(Bach、男性、50歳、市役所職員)

僕もこのあいだラックスマンのレコード・プレーヤーを新しく買ってしまいました。トーレンスと併用しています。しかし重量が20キロ以上あって、梱包してあると25キロくらいになります。買ったのはいいけど、一人で階段を持って上がるのがたいへんでした。でも素敵な音がします。トーレンスもいいですけどね。同じソースで、SACDとアナログの聴き比べをするというのに凝っています。どっちが勝つか? 暇ですね、ほんと。

ヴィニールにはしっかりはまってしまうのがいちばんです。だいたいCDって匂いがしないじゃないですか。レコードはちゃんと匂いがするもの。

村上春樹拝