京都で最も好きな場所は?

こんにちは。香港出身の留学生で、今京大で院生として語学の研究をしております。香港の未来のために頑張っている学生たちを激励していただき、心より感謝を申し上げます。
酒井順子さん『都と京』に言及されているように、京都を小説の舞台にさせた京都出身の作家はまず少ないみたいです。もちろん『ノルウェイの森』には「阿美寮」が登場していますが(実は、初めて読破した日本語の小説です)、この意見に対してどう思われますか? 京都では、最も好きな場所はどこでしょうか? 京都というのは、村上さんの人生ないし小説においてはどんな存在でしょうか?(私の意見は聞かれていないですが、嵐山のことが大好きです。行ったことは13回もあって、清滝から渡月橋まで歩いたりします。12月のライトアップに、橋を渡って法輪寺の舞台で京都タワーを眺めるのは最高だと思います)

質問のカテゴリと関係がないですが、最近『海辺のカフカ』を拝読して、『1Q84』は『海辺のカフカ』のフレームワークによって書き直されたものではないかと実感しています。特に結末は、ある意味でほぼ一緒ですね。「何か変わった元の場所に戻る」というテーマは、非常に大切な何かを示唆されているでしょう。
(ショウ、男性、28歳、学生)

京都には僕の好きな場所がいくつかあります。毘沙門堂もわりに好きです。山科の駅からのんびり坂道を登っていく。この道が僕はけっこう気に入っています。近くにおいしいお蕎麦やさんもあります。帰り道は疎水沿いにぶらぶらと散歩します。桜と紅葉のシーズンは混んでいるけど、あとは比較的静かなところです。いつも一人で、あてもなく考え事をしながら歩いています。そういうのに向いている。それから鴨川べりをジョギングするのも好きです。

村上春樹拝