悶々とする私

何だか恥ずかしいような話なのですが。私が長年、ずっと好きだった女性が、私の友人と結婚しました。祝福してあげなければ自分も不幸になる、と思いましたが、結局、結婚式に出たり、お祝いしたりすることはできませんでした。その後、うつ状態となり、家に籠もったまま悶々としています。やはり私は間違っていたでしょうか。でも、とても悔しくて、祝福することはできなかったのです。
(匿名希望、男性、33歳)

それはショックでしたね。頭にきてバケツを蹴飛ばしたり、天丼をひっくり返したり、人を呪ったり、やけ酒を飲んだり、信号機にいちゃもんをつけてからんだり、なんでもどんどんやるといいと思います。気持ちはわかります。したくなきゃ、祝福なんてすることありません。あなたは間違っていません。なんでも好きにすればいい。でも家にこもって悶々とするのは消耗ですよ。外に出ましょう。山に登って「馬鹿やろう!」と怒鳴りましょう。海に行って「死んじまえ!」と叫びましょう。思い切り声に出しちゃうことがけっこう大事です。そのようにして人は成長していくものです。

村上春樹拝