これからの時代の読書

村上さん初めまして。私は私立中高で教員をしています。10代の生徒たちと日々関わる中で、「SNSやゲームだけじゃなく、いろんな本を読んでみて欲しいなぁ」と思い、自分なりの体験や反省も含めて話して薦めてみたりするのですが、一方で「それはお節介というものだろうか」「果たしてこれからの時代読書はどういう位置づけになるんだろうか」などと悩んだりもしています。私個人はきっと生涯お茶を飲むように本を読み続けると思うのですが、それが普遍的に薦められるべきなのかどうか、という疑問です。
本を書かれる側の村上さんはどのようにお考えになりますか?  お聞かせいただけたらとっても嬉しいです。
(うな、女性、33歳、教員)

僕は思うのですが、真剣に本を読む人って、全人口の5パーセントくらいだと思います。逆にいえば、5パーセントくらいいればじゅうぶんじゃないかと。それだけいれば、ちゃんと世界は回っていくんじゃないかと。そう思えば気が楽になりませんか?

村上春樹拝